エルンスト・ルビッチ監督作品で、ノエル・カワード作の舞台劇の映画化で、ベン・ヘクトが脚色に当たった。撮影は、ヴィクター・ミルナーの担当。
監督:エルンスト・ルビッチ
出演:フレドリック・マーチ、ゲイリー・クーパー、ミリアム・ホプキンス、エドワード・エヴァレット・ホートン、フランクリン・バングボーン、イザベル・ジュウェルジェーン・ダーウェル
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生活の設計 (1933)のストーリー
アメリカ人の画家ジョージ・カーチス(ゲイリー・クーパー)と劇作家トム・チェムバース(フレドリック・マーチ)はパリに留学しているが、ある時近県へ旅行した帰途の列車中で、広告図案画家のジルダというアメリカ美人(ミリアム・ホプキンス)と知り合った。パリに着くとトムもジョージも彼女と恋仲となった。ジルダは2人に同時の愛を感じたので、2人の芸術上のインスピレーションにはなるが、性的交渉は何れとも避けるという紳士協約を結んで、2人のアトリエに同居することとなる。これを喜ばなかったのはジルダの雇い主の広告会社の社長マックス・プランケッド(エドワード・エヴァレット・ホートン)だったが、彼は愛しているジルダを2人の芸術家に奪われてもどうすることもできなかった。トムが書き上げた喜劇はジルダの陰の助力でロンドンで上演される運びとなり、トムはロンドンへ行った。その留守に紳士協約を犯してジョージとジルダは完全な恋愛生活に入り、ジョージも肖像画家として成功し素晴らしいアパート住居ができる身の上となった。ロンドンのシーズンも終わったトムは久しぶりでパリを訪れ、ジョージのアパートを訪れると主人公は旅行で、ジルダが留守をしていた。そしてトムはジルダと一夜を明かした。翌朝予定より早くジョージが帰って来た。ジョージはトムを殴り倒した。ジルダはトムと共に出ていくこととなったが、置き手紙を残して彼女は1人で逃げ去った。今は平等となったトムとジョージは失恋の憂さを酒に紛らわして昔通りの親友となった。ジルダはアメリカへ帰るマックスと共にフランスを去り、ニューヨークで結婚した。マックスが得意先の大商人を招いて宴会を催した晩、トムとジョージがぶらりと乗りこんで来て、宴会を滅茶滅茶にしてしまった。ジルダはマックスとの凡俗な結婚生活に倦怠し切っていた際だったので、マックスを捨てて家出した。外ではトムとジョージが待っていた。ジルダはトムとジョージと共に以前の生活に戻るべくパリへ向かった。