セシル・B・デミルが製作及び監督した1945年度の色彩スペクタクルで、オリジナル脚本は、アラン・ルメイ、ジェシ・ラスキー・ジュニアがC・ガードナー・サリヴァンと協力した。撮影は、ヴィクター・ミルナー、音楽はヴィクター・ヤングの担当である。
監督:セシル・B・デミル
出演:ゲイリー・クーパー、マデリーン・キャロル、ポーレット・ゴダード、プレストン・フォスター、ロバート・プレストン、ジョージ・バンクロフト、ウォルター・ハムデン、ロバート・ライアン
北西騎馬警官隊 (1940)のストーリー
1885年のカナダ北西部。ルイス・リールの率いる混血族メチスは反英闘争の気配をみせ、15年前の反乱失敗後逃亡しているデュロックと合同して騎馬警官隊を一掃しようとした。ジム・ブレット軍曹(プレストン・フォスター)の率いる警官隊の砦に、メチス側の武器密輸者ジャック・コルボー(ジョージ・バンクロフト)を追って、テキサスから警備隊員のダスティ・リヴァース(ゲイリー・クーパー)がやって来た。警官隊はダック湖畔に貯蔵されている弾薬を守るため部隊を移動させることになったが早くも感知したメチスはそれを待ち伏せした。急を知った警官隊看護婦はエイプリル(マデリーン・キャロル)は警官隊好きのメチス娘ルヴェット(ポーレット・ゴタード)に本隊へ通知するよう頼んだが、彼女はエイプリルの兄で愛人の隊員ロニイ(ロバート・プレストン)ひとりをさらって逃げてしまった。このため警官隊は大損害を受けたが、リヴァースの働きで立直り、やがて増援軍が到着して、コルボウを倒し、原住民の蜂紀を防いだ。脱走の罪に問われたロニーはリヴァースの弁護で救われた。リヴァースはエイプリルを想っていたのであったがジムと相愛であることを知ると、ひとりカナダを去った。